片付けても、数日たつとテーブルや床に物が増えてしまう。使いたい物が見つからず、探すのに時間がかかる。そんな経験はありませんか。
部屋を使いやすく保つには、見た目をきれいにするだけでなく、「出した物を戻しやすくすること」が大切です。収納用品を買い足す前に、物の置き場所や片付け方を少し見直してみましょう。
この記事では、日々の暮らしに取り入れやすい整理整頓のコツを5つ紹介します。
1.よく使う物から定位置を決める
片付ける場所が決まっていない物は、使い終わったあとにテーブルや棚の上へ置きっぱなしになりがちです。まずは、毎日使う物から定位置を決めましょう。
例えば、次のように使う場所の近くに収納すると、出し入れの手間を減らせます。
- 鍵は玄関近くのトレーに置く
- リモコンはソファから手が届くかごにまとめる
- はさみやペンは使う机の引き出しに入れる
- 買い物用のエコバッグは外出用のバッグの近くに置く
置き場所を決めるときは、「空いている場所」よりも「実際に使う場所」を基準にするのがポイントです。
家族で使う物は、全員が場所を把握できるようにしておきましょう。引き出しやケースにラベルを付けると、戻す場所を伝えやすくなります。
2.使う頻度に合わせて収納する
収納場所は、物を使う頻度に合わせて決めると便利です。毎日使う物と、年に数回しか使わない物が混ざっていると、出し入れするたびに手間がかかります。
よく使う物は、無理なく手が届き、ひと目で見つけられる場所に置きましょう。使用頻度が低い物は、棚の上段や収納の奥などにまとめます。ただし、重い物は高い場所を避け、低い位置に収納してください。
キッチンなら、毎日使う茶碗やマグカップは取り出しやすい棚へ。来客用の食器は、普段使いの食器を取り出す邪魔にならない場所へ移すと使いやすくなります。
また、よく使う物をふた付きの箱に入れたり、何段にも重ねたりすると、戻す作業が面倒になることがあります。出し入れが多い物には、浅いトレーや上が開いたかごなども向いています。
3.迷う物には一時置きスペースを作る
郵便物やレシート、持ち帰った書類などは、その場ですべて整理するのが難しいこともあります。
そんなときは、専用のトレーやボックスを1つ用意して、一時的にまとめる場所を作りましょう。テーブルのあちこちに置くよりも、あとから確認しやすくなります。
ただし、一時置きスペースは、入れっぱなしにするとすぐにいっぱいになります。「日曜日に中身を確認する」「箱がいっぱいになる前に見直す」など、整理するタイミングも決めておくことが大切です。
確認するときは、次の3つに分けると進めやすくなります。
- 保管する物
- 返信や支払いなどの対応が必要な物
- 不要になった物
期限がある書類は、ほかの物に埋もれないよう、別のファイルなどで管理しましょう。
4.収納用品を買う前に、中身を見直す
物が収まらなくなると、収納ケースや棚を増やしたくなるかもしれません。購入する前に、今ある物を一度確認してみましょう。
同じ用途の物が重複していたり、使っていない物が取り出しやすい場所を占めていたりすることがあります。
一度に部屋全体を見直す必要はありません。まずは引き出し1段、棚の1区画など、小さな範囲から始めます。
中身を出したら、「使っている物」「保管する理由がある物」「手放す物」に分けてみましょう。判断に迷う物は、確認する日を決めていったん保留にしても構いません。
必要な物と量が分かってから収納用品を選ぶと、サイズや個数を決めやすくなります。購入時は、置き場所の幅・奥行き・高さに加えて、引き出しや扉を開けるスペースも確認しておきましょう。
5.1日5分、狭い範囲を片付ける
片付けを休日にまとめて行おうとすると、作業量が増えて負担に感じることがあります。毎日の区切りに短い時間を設け、狭い範囲を整える方法も試してみましょう。
例えば、夕食後や寝る前に5分だけ、次のような作業をします。
- テーブルの上の物を定位置に戻す
- 床に置いたバッグを収納する
- 脱いだ服を洗濯かごやハンガーに移す
- 使った文房具を引き出しに戻す
毎回、家全体をきれいにする必要はありません。「今日はテーブルの上だけ」と範囲を決めると、取りかかりやすくなります。
同じ物が何度も出しっぱなしになる場合は、置き場所が使いにくい可能性もあります。片付ける手間を減らせるよう、収納場所や戻し方を見直してみましょう。
まずは、よく使う場所を1か所整えてみよう
整理整頓を続けるには、自分や家族が無理なく物を戻せる仕組みを作ることが大切です。
最初は、玄関の鍵置き場やリビングのテーブルなど、毎日使う場所を1か所選んでみてください。物の定位置を決め、使い終わったら戻す。その小さな習慣から、暮らしに合った片付け方を見つけていきましょう。

